人生において最大の失敗とは、失敗しない事である。
負けとは負の感情や資産のマイナスではない。
負ける事でしか手に入らないことがある。それは感情論で自らを支配されそうな焦燥の心と戦い、理論上得られた体験と価値観でのみ評価できる強さである。
その、器として自らの経験や知足に堪えることで今の自分を蹴り上げるしなやかさ、強さが育つ。
この強さがどの程度身についているか。それによって未知を自らの「道」と捉えるか。
その事が最後に自分の人生を見渡した時に「とにかく面白かった、大満足だった」と言えると、多くの人間の人生は良い人生だった、と言えるのではないだろうか。
的確に負ける力を使いこなせると、そんな風になるかもしれない、
そんな道への流れになる。