日本で最初の芸術家である止利仏師はチームでの制作が多かった。
故に個人名の作品は殆どないらしい。
ちなみに、西欧ではBC500年頃のギリシャ時代、ポリュグノトスやミコンといった芸術家の作品は個人の名前でのみ残っている。
null, 空の概念を取り入れている日本の思想ならではの事は、振り子を見つめると少しだけその意味が分かる気がする。
我々は不完全だから2つの視点を常に行ったり来たりする。
それによって輪郭を捉えるきっかけを作るのかもしれない。
この秋は組織的絵画が到達したかった視点に思いを馳せてみるのも良いかも知れない。