BIOSからアプリケーション迄を日本のファミレスを使って捉えてみる

例:利用者からみた、ファミレスのドリンクバーという名のサンクチュアリ。

まず、ファミレスというOSの要件
├24365対応 *店舗によるが、おおよそその地域の民にとって必要な時間営業している
├ヘルプデスク(手厚い接客)付き
├一般的な和洋中分野の料理提供
├清潔なトイレの利用
├時間制限なし

アプリケーション
├手軽に食事を実現
├コミュニケーションの場を実現
├仕事や勉強といった軽作業の場を実現
├清潔で適切な温度の空間を提供することを実現

インターフェイス
├おおよそ外を歩ける程度の身だしなみ
├日本語または簡単な英語
├1000円程度の所持金またはクレカがあれば利用可能

ではOSはどのような土台で動いているのか?
OSの土台はBIOSである。

BIOSとしてファミレスは日本という国の道徳の上で営業されている。すなわち「日本の常識」と言われる概念がBIOSとなる。
├盗難が発生する確率の少なさ(荷物を机に残して離席しても盗られない!)
├強盗や人さらいの発生確率の少なさ(いきなり「手を上げろ!」とか言われない!)
├家事や公害による不可抗力による影響を受ける発生の少なさ。
├お会計がメニュー通りである(!)
├料理の内容とクオリティーがメニュー通りである(すごすぎ)
├盗聴、盗撮、毒殺、罠 などの発生率の少なさ

これらは世界の当たり前ではない。では、このレベルでのサービスを日本ではない国に対して求めた場合、日本円ではどの程度の価格に成るのか?

・OS__ファミレスの事業計画で支出として参入されているコスト。すなわち一旦考えから外せる。
・アプリケーション__半分やファミレスの事業計画に依存するが、もう半分はその国の道徳ありきと成る。

すなわち、誕生から成人化するまでのコスト。1000万円−3000万円程度、平均すると2000万円程度。それによって、日本らしい道徳を得た国民がファミレスの従業員側にも利用側にも存在しているため、成り立っているのがOSのレベル間である。

具体的に、「日本国民が平均的にファミレスにいくと統計されている利用頻度」から割る。人生70年、平均12回/年。1生で840回。「何かの利用で平均ほど行かないことも(行かない人も)有るだろうフィルター 50%」を入れて、 420回。

※ここでライフタイムバリュー から 国のROIを算出__2000万円かけて育った人が420回行くのであれば、4761円 が1回の来店辺りにおける日本国からみた、ファミレスという経済装置に投資した金額ということに成る。
すなわち、ファミレスに行くことができる用になる人物を創出した国のコストを無理やりだが1回の来店辺りに落とし込んだら 4761円 ということになる。

・インターフェイス
これはOSと同じコストとなる。

・BIOS
日本の教育と安全保障、治安に対する思想と整備の結果得られている事となる。

教育__5兆3093億円 (確か2017年文化庁集計)
一人あたりの享受は、44,244円 

安全保障___アメリカとの同盟迄考えて計算すると、25兆5319億円。
一人あたりの享受は212,765円

これをどう計算式に組み込むかは問題がおおそうなのだが、
ここでは適当に
「日本国民が平均的にファミレスにいくと統計されている利用頻度」
「何かの利用で平均ほど行かないことも(行かない人も)有るだろうフィルター 50%」=420回

を入れて計算する。そうすると

教育__ 105円
安全保障__506円

ここまでを合算する
※世界の治安格差やサービス内容と人件費に対する評価格差はここで入れない。通貨レートなども加わっていて、ここで求めたい本質以上の情報が大きくなりすぎるため。

合計は
・OSの利用料 ファミレスへの支払額そのまま 例えばドリンクバーだと 300円+税金
・アプリケーションとインターフェイスの利用料 4761円
・BIOS利用料 611円
=5696円。

ドリンクバーを日本クオリティーで実現しようと思ったら、これだけのサービスなのである。

続く。

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